ブルネロの新作、グッチは新拠点公開 ピッティ・ウオモ

ファッション

ライター・松本恭子
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 世界最大級の紳士服展示会ピッティ・ウオモが、2日までの3日間、約1年半ぶりに伊フィレンツェの会場で開催され、2022年春夏の新作が並んだ。全体的にゆったりとしたシルエット、カラーは中間色が主流の中、豊富な種類のオレンジが目を引いた。

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ブルネロ・クチネリ

 今季は多くのブランドがリラックス感を追求し、オーバーサイズが人気だ。ブルネロ・クチネリのテーマは、エレガンスの中のシンプルさ。「着飾ることだけではなく、日常の様々なシーンをシンプルに優雅に彩ることが求められている」とはスタイルチームのヤコポ・ヴェルガリ氏。パンツはタックが入った緩やかなライン、素材はリネンをはじめとした天然素材でリラックス感を演出。ラインナップに加わったトラベルウェアでは、ブランド初のニットのセットアップも。

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ヘルノ

 色はダーク系から明るいネオンまで、オレンジ系が多数並んだ。ヘルノの高機能サルトリアルコレクション「ラミナー」からは満帆で疾走するヨットをイメージしたオレンジのブルゾンが登場した。スポーツラグジュアリーがテーマの伊ブランドDRMはキルティングジャケットやスタジャンをオレンジ系に。再利用素材のレインコートを手掛けるWOOも色鮮やかなネオンのコートを発表した。

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DRM
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WOO

 会場外では、創設100周年のグッチがアーカイブの全てを保管する新たな拠点、パラッツォ・セッティマンニをリニューアルして公開。15世紀に建てられた邸宅を、デザイナーのアレッサンドロ・ミケーレ監修で全面改修。床や壁などをかつての内装に近づけるよう修復した。

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グッチの新たな拠点、パラッツォ・セッティマンニ=ブランド提供

 館内には、バッグやスカーフ、革小物、衣類などのアーカイブがテーマごとに配置、収蔵されている。今後はミケーレの創作を支える貴重な資料の宝庫として、またグッチ社員の教育育成のため様々なトレーニングプログラムを企画、主催するという。(ライター・松本恭子)