九州北部豪雨4年、毎年続く浸水被害 筑後川に募る不安

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渡辺純子
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 42人が死亡・行方不明となった九州北部豪雨から5日で4年がたった。大きな被害を受けた筑後川流域では、その後も毎年7月に浸水被害が出ている。流域の住民は、雨量の多さに加え、山から流れた土砂が筑後川にたまっているためではないかと不安を募らせる。

 「ハウスが水につかるのはもう4年連続。雨も多いけど、あの災害で筑後川にえらい土が来とって、水かさがすぐ上がるとよ」

 福岡県朝倉市古毛のビニールハウスで6月下旬、田中好美さん(73)がこぼした。30年前から特産の博多万能ねぎを育てる。4年前の豪雨でハウス20棟が冠水した。その後も毎年7月に大雨でハウスが水につかり、ネギを廃棄してきた。「今年も不安ですたい。いつ水が来るじゃろうかって」

 近くの朝羽大橋の下にはこんもりとした中州があり、下流側にも50メートルほど張り出す。「前は上流だけだったのに、広さも厚みも増した。こんな光景は初めて。豪雨以降、土砂がたまって、川幅が狭くなっている」。朝倉地域コミュニティ協議会の井上博之事務局長(66)は危機感を募らせる。

2017年の豪雨以来、筑後川沿岸は毎年浸水被害に見舞われています。住民は川にたまる土砂が原因ではと心配していますが、国や専門家はどうみているのでしょうか。

 この地域に降る雨や水路の水…

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