アスリートの画像悪用巡り JOCと警視庁が対策会議 五輪前に

土舘聡一
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 東京五輪パラリンピックを前に、アスリートの画像・動画の性的な利用を防ごうと、日本オリンピック委員会(JOC)と警視庁は5日、初の対策会議を東京都内で開いた。JOCはこれまでに1千件超の被害を同庁に報告してきたが、この日、新たに約300件を追加。JOCの山下泰裕会長は冒頭、「ひきょうな振る舞いがなくなるよう協力していく」と述べた。

 問題を巡っては、競技中の多数のアスリートの画像・動画がわいせつな文言と共にアダルトサイトに投稿されるなどしてきた。JOCなどが昨年11月、抗議声明を出し、公式サイトに通報窓口を設置。東京五輪パラリンピックの大会組織委員会も今年3月、競技会場での禁止行為に性的な目的での撮影を加えた。

 一方、警視庁も今年4月以降、画像を投稿したとされる人物を著作権法違反などの疑いで逮捕・書類送検してきた。同庁はこの日、こうした事件についてJOC側に説明し、捜査を指揮する小林義明生活安全部長が「摘発後、多数の画像が削除され、一定の成果はあった。今後も積極的に取り締まります」と述べた。(土舘聡一)