ギョギョ!さかなクンがとらえた希少なユキフリソデウオ
5日早朝、千葉県館山市坂田で希少なユキフリソデウオがみつかった。早朝の定置網漁でかかった魚にまじっていて、さかなクンが確認、撮影した。
さかなクンも実際に見たのは初めてで「美しい振り袖をまとったような魚、すごいきれい」と喜んだ。この日はテレビ番組の収録で定置網漁に乗船。下船後に再び海へ出た船が回収した網に、魚が入っていた。「ユキフリソデウオかもしれない」とさかなクンは、神奈川県立生命の星・地球博物館主任学芸員の瀬能宏博士(魚類分類学)に映像を送り、ユキフリソデウオと確認した。瀬能博士は「情報が少なく、生態はまだよくわかっていない」と話す。
さかなクンによると、体長は23・6センチ、重さ33グラム、成長すると1メートルくらいになることから若い魚のようだ。沖合の水深の深い場所にいることが多いとみられ、目撃例は少なく飼育例はほぼないという。「湧昇(ゆうしょう)流(上に昇る流れ)にのって、冬は深い所の魚が浅い所に現れることもある。遊泳力の弱い魚なので流れにのってきたのかも」とさかなクンは話していた。
動画は「さかなクンちゃんねる」(https://www.youtube.com/watch?v=yhSyUc0cM-w)へ。(中山由美)