馳浩氏、衆院選不出馬へ 自民・石川県連幹部に伝える

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川辺真改、山田健悟
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 来年3月に任期満了を迎える知事選をめぐる動きが慌ただしくなっている。知事選に意欲を示す石川1区の自民党衆院議員の馳浩氏(60)は、次期衆院選には出ないと複数の県連幹部に伝えた。焦点は、1区の後継候補が決まるかどうか、そして7選の現職がどう反応するか、になる。「退路を断った」形だが、ハードルは高そうだ。

 先週半ばに「擁立論」が浮上した馳氏は先週末、一気に動いた。複数の自民県議によると、3日に県連三役を個別に訪問。秋までにある衆院選への立候補見送りと、知事を目指したい気持ちを伝えたという。

 ある幹部は「うわさの域かと思ったら、もう決めたんだなと思った」と受け止めた。だが、衆院選が目前に迫るなか、県連会長でもある馳氏の「不出馬表明」には、「大変残念だ。なんでこの時期に」との不満も漏れる。

 馳氏がこのまま走り出せば、石川1区の後継候補選びが必要になる。ある幹部によると、参院議員の岡田直樹氏(59)らの名前が挙がっているものの、見通しは立っていない。仮に岡田氏が衆院に移れば、今度は参院議員の候補も必要になるという複雑な事情もある。だが、「県連としては(馳氏が)正式に立候補を表明しないと、動きようがない」。この幹部は「7月中がタイムリミットだろう」と期限を区切った。

 さらに、7期目の現職谷本正憲氏(76)との調整も必要だ。県連内には谷本氏に近い県議も多いため、谷本氏と対立する形で立候補するとなれば、保守分裂が現実味を帯びる。

「馳さんにとっては大誤算、必死に汗をかいているのでは」

 2019年の福井、20年の…

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