国家安全保障局長、北村氏が退任へ 股関節の治療で入院

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 政府は6日の閣議で、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障局(NSS)の北村滋局長(64)を退任させ、秋葉剛男・前外務事務次官(62)を充てる人事を決めた。7日付。北村氏が股関節の治療で手術と入院が必要となったため、退任させる。

 警察庁出身の北村氏は、2006年9月に発足した第1次安倍政権首相秘書官民主党野田佳彦首相、首相に返り咲いた安倍晋三氏のもとで計8年近くにわたり内閣情報官を務めた。

 19年9月に国家安全保障局長に就任。対北朝鮮交渉などにも当たった。在任中は経済安全保障政策を推進し、同局内に経済班を立ち上げた。

 後任となる秋葉氏は、戦後最長となる約3年5カ月にわたって外務次官を務めた。バイデン米大統領と菅義偉首相との対面での首脳会談を各国に先駆けて実現させるなど、首相からの信頼も厚い。6月22日付で退任したが、北村氏の後継となることが有力視されていた。

 初代局長の谷内正太郎氏に続き、外務省出身者がNSSの局長に就くことで、外交・安全保障政策における外務省の政権内での影響力が強まりそうだ。