教員免許更新制「ミスマッチ浮き彫りに」 文科相

伊藤和行
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 教員免許更新制について文部科学省が現職教員約2千人にアンケートした調査結果について、萩生田光一文科相は6日の閣議後会見で、「講義は面白いが役には立たないというミスマッチが浮き彫りになった結果」との認識を示した。中央教育審議会(文科相の諮問機関)の議論を踏まえて制度改革を行う意向も示した。

 調査結果は5日にあった中教審の小委員会に報告された。更新制は、教員免許に10年の期限を設け、2年間で30時間以上の講習を受けなければ免許が失効する。アンケートでは、この講習について、受講直後は「満足」「やや満足」が計57・9%だったが、費用や効果などをふまえた総合的な「満足」「やや満足」は計19・1%にとどまった。自由記述では853人が「制度自体を廃止すべきだ。制度に意義を感じない」という趣旨の答えを書いた。

 萩生田氏は「制度に負担や不満を感じる教師が相当数いる状況を反映している。スピード感をもち制度改革を進める」と述べた。(伊藤和行)