国交相「全国の盛り土、総点検を」 熱海の土石流うけ

山本孝興、黒田壮吉
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 静岡県熱海市で起きた大規模な土石流で盛り土が流出した問題について、赤羽一嘉・国土交通相は6日の会見で「関係省庁と合同で、全国の盛り土の総点検をする方向で考えないといけないという問題意識を持っている」と述べた。これを受け、国土交通省は、全国の盛り土の状況を把握するための具体的な検討に入った。山林での造成などは対応が各省庁にまたがるため、今後農林水産省環境省などと連携して対応策を詰める。

 国交省がとりまとめている宅地の大規模な盛り土造成地は、全国999市区町村で約5万1千カ所(3月末現在)確認されている。今回の盛り土周辺は宅地ではないため、調査の対象になっていなかった。赤羽氏は「事案の原因となるような危険な場所があるかないかも含め、しっかり対応しなければいけないと思っている」と話した。

 一方、静岡県の太田博文・危機管理部長は6日、流出した盛り土について「(土石流の原因になり得る)危険性を持っていたという認識はない」との見解を示した。(山本孝興、黒田壮吉)