「女性の背中、押せるように」マメ・クロゴウチの服作り

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ファッションデザイナーの黒河内真衣子
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 注目の若手ファッションデザイナー黒河内真衣子が手がける婦人服ブランド「マメ・クロゴウチ」。設立から10年がたち、6月にはユニクロとのコラボ商品が発売されるなど、着実に知名度を上げている。黒河内が生まれ育った長野の県立美術館では、アーカイブを紹介する展覧会が開催中だ。会場で黒河内に聞いた。

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 ――ユニクロと協業してつくった下着などの商品が話題です

 下着は女性が毎日必ずつけるもので、ずっとつくりたいと思っていました。ただ、洋服の作り方とまったく違うので、自分たちだけでは越えられない壁がありました。今回の商品は、ファッションに興味がない人にも手にとってほしいなと思っているんです。朝、着替えるときに「あれ、なんだか今日の私、すてきだわ」と思ってくれたら、それがデザイナーとしていちばんの幸せです。

 ――展覧会場でアーカイブを見てどう感じましたか

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マメ・クロゴウチとユニクロのコラボ商品

 着用したときに女性がどう見えるか、常に考えながら商品をつくってきました。服を形にしてくれた工場や職人さんがいて成り立っている。一着一着を見返し、さまざまな思い出がよみがえってきました。

 ――会場に展示されている創作ノートが印象的でした

 何を美しいと思うか、それをどうやって発見できるかということが自分にとってはすごく大切です。頭の中が全部このノートにあります。思いついたことや、あ、きれいだなと思ったことをしるしていかないと忘れてしまう。なんてことのない日常をちゃんと拾えるように、記録しています。

展覧会「10 Mame Kurogouchi」は8月15日まで。水曜休館。観覧料一般500円。

 ――どんな女性像を思い描いて服をつくっていますか

 この人がミューズという人は…

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