NHK「番組介入」疑いの議事録 開示の有無、近く通知

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 NHK経営委員会が2018年、当時の会長を厳重注意した会議の議事録について、経営委は6日、開示するか否かの結論を、近く情報公開請求者に通知することを明らかにした。この会議では経営委員が、放送法で禁じられた番組への干渉をした疑いがもたれているが、森下俊三経営委員長はこの日、開示の有無や内容を明らかにしなかった。

 この議事録はかんぽ生命保険の不正販売を巡る「クローズアップ現代+」について上田良一会長が厳重注意されたもの。朝日新聞の取材では、当時経営委員長代行の森下氏が取材を「極めて稚拙」と述べるなど番組批判を主導していた。森下氏は国会などで「具体的な制作手法は指示しておらず、自主自律や番組編集の自由を損なう事実はない」と否定している。

 議事録をめぐっては、NHKが設ける第三者機関「NHK情報公開・個人情報保護審議委員会」が2度にわたって開示すべきだと答申。今年2月の2度目の答申以降、経営委は判断を先送りしてきた。この間の議論の内容について森下氏は「次回(今月20日)の経営委員会後に議事を公開する」としている。

 先月には、NHK元職員や市民らが議事録の開示を求めて東京地裁に提訴している。