「ウッドショック」で木造住宅値上げ 購入に影響も

有料会員記事

箱谷真司
[PR]

 世界的な品不足で木材価格が上がった「ウッドショック」の影響が続いている。国内住宅メーカー大手は先月、木造の住宅価格を相次いで値上げした。震源地となった米国の木材価格は落ち着いてきたが、例年に比べると高値のまま。住宅購入への向かい風となることが懸念されている。

 積水ハウスは6月、すべての木造住宅の値上げを実施した。年間戸建て棟数の4割にあたる約3500棟が対象。ウッドショックによる木材価格の上昇分などを転嫁したが、値上げ幅は開示していない。価格を戻せるかは未定という。

 大和ハウス工業も6月、一部の木造住宅価格(土地代を除く)を従来よりも1%値上げした。対象は年間戸建て棟数の5%の約350棟。同社の平均の住宅価格は約4千万円で、数十万円の値上げになるケースが多いとみられる。

 コロナ禍における世界的な「巣ごもり需要」の拡大などでモノを運ぶコンテナが不足し、海上物流が混乱。船が予約しづらくなったことも木材需給の逼迫(ひっぱく)につながった。同社では6月、想定の6割しか木材を輸入できなかったという。8月の住宅着工に必要な分までは確保していて工事の遅れはでないとみる。だが、元の価格に引き下げられるかどうかは見通せない。広報担当者は「取引が少なかった中国などからの輸入増も考えている」。

 ウッドショックの起点となっ…

この記事は有料会員記事です。残り392文字有料会員になると続きをお読みいただけます。