「経営陣は守りばかり」 金融庁、みずほFGに厳しい目

有料会員記事

西尾邦明、山下裕志
[PR]

 みずほ銀行のシステム障害をめぐり、金融庁は近く業務改善命令を出す。問題視するのは、親会社みずほフィナンシャルグループ(FG)を含めた企業統治(ガバナンス)のあり方だ。大きな障害を3度も繰り返す事態に、経営陣による管理・監督のまずさが根底にあると金融庁はみている。

 「社内処分はどの程度にしたらいいのでしょうか」

 検査を進めていた金融庁は、みずほ側からそう意見を求められたことがあるという。それを聞いた金融庁幹部は「大切なのは、処分より、いかに信頼を回復するかだ」。別の金融庁幹部は「みずほの経営陣は守りたいことばかり。どこまでやれば我々や世間が許すかしか、考えていない。だから、過ちを繰り返す」と話す。

 2002年と11年の大きなシステム障害の再発防止を誓ったはずのみずほ。10年後にまたも起こすのは、FGの坂井辰史社長らグループ経営陣による管理が機能していない結果ではないか――。金融庁の問題意識だ。3メガバンクの一角で相次ぐ障害で、金融機関を監督・育成する当局の意義も問われることにもなる。社外取締役や委託先、OBまで幅広い聞き取りを進め、大がかりなアンケートも実施して検査してきた。

 金融庁は近年、ガバナンス改…

この記事は有料会員記事です。残り1235文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る!】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら