大統領選の対立候補に禁錮14年 ベラルーシ最高裁

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モスクワ=喜田尚
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 ベラルーシ最高裁は6日、昨年の大統領選でルカシェンコ大統領の最も有力な対立候補と目されながら資金洗浄などの容疑で拘束され、選挙戦から排除された元銀行頭取ビクトル・ババリコ氏(57)に禁錮14年の実刑を言い渡した。裁判はいきなり最高裁で始まり、ババリコ氏は控訴の権利を奪われている。反政権派弾圧を理由にルカシェンコ政権に制裁を科す欧米各国の批判がさらに強まりそうだ。

 昨年8月に行われた大統領選で反政権派の中で唯一立候補が認められ、民主化を求める運動の象徴的な存在になったスベトラーナ・チハノフスカヤ氏(38)は判決を受けて声明を発表し、「異論を抹殺するためなら何でもする」と政権を批判。「しかし牢獄にいる何千もの無実の人々同様、ババリコ氏にとって何より大切なのは我々が心に希望を持つことだ」とした。

 裁判は最高裁で2月に開始。ババリコ氏は「政治目的の訴追だ」として無罪を主張したが、検察側は同氏の罪状で最長となる禁錮15年を求刑した。

 ババリコ氏は民間銀行頭取だ…

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