ニューヨーク市長選の民主党予備選、アダムス氏勝利宣言

ニューヨーク=中井大助
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 米ニューヨーク(NY)市は6日、市長選に向けた民主党予備選の集計結果を公表した。治安対策が争点となるなか、警察官出身でブルックリン区長のエリック・アダムス氏(60)が小差で前市衛生局長のキャスリン・ガルシア氏(51)をリードしており、AP通信などは、アダムス氏が勝利を確実にしたと報じた。NY市は民主党の牙城(がじょう)で、11月の本選でもアダムス氏が圧倒的に有利な情勢だ。

 NY市では今回の選挙から、有権者が最大で5人の候補に順位をつけて投票する「優先順位付き投票」が導入された。どの候補も「第1選択」で過半数に届かない場合は、「第2選択」以下の投票結果も集計し、勝者を決める。選管当局によると、6月22日にあった予備選でプロセスを経た結果、得票率はアダムス氏が50・5%、ガルシア氏が49・5%となった。アダムス氏は「労働者階級のニューヨーカーによる歴史的な連合が、我々を勝利に導いた」と勝利宣言をした。

 NY市は人口が約850万人と、米国最大の都市。経済や文化の中心地でもあり、市長の政策は米国内外に影響する。共和党の予備選では、ボランティアの自警団ガーディアン・エンジェルス」の創設者、カーティス・スリワ氏(67)が勝利を確実にしている。(ニューヨーク=中井大助