沖縄南部の土砂「辺野古に使わないで」 遺族が署名提出

藤田直央
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 「平和を願い戦争に反対する戦没者遺族の会」は7日、先の戦争の激戦地で今も遺骨が見つかる沖縄県の本島南部の土砂を名護市辺野古での米軍基地建設に使わないよう求める署名約1万1千筆を、防衛省厚生労働省に提出した。

 防衛省は昨年に基地建設用の土砂の調達候補地に本島南部を加えた。署名は菅義偉首相らへの要請で、「遺骨だけでも帰ってきてほしいという遺族の願いを裏切るばかりか、収集を国の責務とした戦没者遺骨収集推進法に反する」との趣旨で全国で集められた。

 代表の遺族らは両省の関係者に国会内で要請し、今後の対応について説明を求めた。防衛省は「ご遺骨の問題は大変重要であることをふまえ、(土砂の)調達先はしっかり検討したい」とした。厚労省米軍基地建設は防衛省の所管だと述べるにとどめた。藤田直央