韓国で新型コロナ感染が再拡大 制限緩和の方針撤回

ソウル=鈴木拓也
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 韓国で新型コロナウイルスの感染がソウル首都圏を中心に広がっている。7日発表の1日の感染者数は、半年ぶりに1千人を超えた。保健当局は4度目の感染拡大につながりかねないとして、警戒を強めている。

 韓国政府の中央防疫対策本部によると、7日午前0時までの24時間の感染者数は1212人で、前日の746人から急増した。韓国で1千人を超えるのは1月4日以来。感染者の8割以上がソウル首都圏に集中している。

 飲食店や学習塾、百貨店、体育施設などで小規模な集団感染が相次ぎ、インドで見つかった変異株(デルタ株)への感染も一部で確認された。韓国では人口の3割が1回目のワクチン接種を終えたが、未接種の20~30代の感染が目立つという。

 ソウル首都圏では、5人以上が集まる私的な会合や、飲食店内での夜10時以降の営業を禁止するなど、違反者には罰則を伴う防疫措置が取られてきた。6月中旬以降、1日の感染者数が500人を下回る日が続き、保健当局は7月から制限を緩和する方針を発表したが、撤回した。(ソウル=鈴木拓也)