我が町の遺跡、報道します! キッズ考古学新聞の力作

編集委員・中村俊介
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 我が町ご自慢の遺跡や文化財を、子どもたちが新聞につづった「kid’s考古学新聞」が全国巡回を始める。思い思いに工夫を凝らした手作り紙面には、ふるさとへの子どもたちの愛情がたっぷり詰め込まれている。

 有志の考古学や教育関係者でつくる「kid’s考古学研究所」は全国の小学生に郷土の歴史や文化に関心を持ってもらおうと、このほど第1回kid’s考古学新聞コンクールを開催。各地から寄せられた88点を考古学研究者やジャーナリストらが審査し、入賞作などを選んだ。

 新潟県妙高市の子どもたちによる「斐太歴史ガイドツアー新聞」はジオラマ風の山城の絵を真ん中に据え、「文化財少年団」が地元のお宝を紹介する趣向。カラフルできれいなレイアウトは「地域の文化を大切に思う心がよく伝わってくる」と高評価を得た。京都市からの「縄文ふしぎ瓦版」は縄文人のオシャレも取り上げ、最優秀賞(第2次募集)に輝いた。

 力作ぞろいの紙面に、kid’s考古学研究所長の深澤芳樹・元奈良文化財研究所副所長も「子どもたちの調べる力と想像力に感動しました。私たち大人も、素直な目の大切さを教えてもらった」と感心することしきりだ。

 入賞作品など一部は、大阪府和泉市府立弥生文化博物館(7月10~25日)を皮切りに鳥取県大山町のむきばんだ史跡公園(来年3月5~21日)まで、全国9カ所の博物館などをめぐる。岐阜県博物館(10月30日~11月14日)からは、この秋に募集する第2回コンクールの入賞作品も加わるという。

 若い感性と新鮮な視点を感じさせてくれた考古学新聞。ちびっ子記者から未来の考古学者が生まれる、かも!?

 第2回コンクールの募集期間は9月1~30日を予定。全作品はWEBサイト「全国子ども考古学教室」でも公開している。(編集委員・中村俊介