2人孤独死とは 親子の遺体、数日後に見つかる事例も
誰にもみとられずに亡くなり、時がたってから見つかる「孤独死」は、法律などに基づく明確な定義がなく、全国的な実態はわかっていない。大阪府警が2019年の実態を調べたところ、死後2日以上たって見つかった遺体は府内で2996体にのぼった。
これまでは一人暮らし世帯の問題として捉えられてきたが、高齢の夫婦やきょうだい、親子の遺体が数日後に見つかる事例も散見されるようになった。介護していた側が突然倒れ、残された側が衰弱死したり、ともに餓死したりしたとみられる。2人世帯であっても周囲に助けを求められずに、人知れず亡くなる。こうした「2人孤独死」を取材した。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。