避難所で感じた「孤立」 耳が聞こえない夫婦は訴えた

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山下周平
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 岐阜県飛驒地方を中心とする昨年7月の豪雨災害から、8日で1年。当時、全市民に避難指示を出した下呂市は6月、聴覚障害者が避難所で当事者であることを示すベストをつくった。きっかけは、当事者夫婦が初めて訪れた避難所で感じた「孤立」だった。

 「私は耳が聞こえません」「配慮をお願いします」などと書かれたオレンジ色のベスト。避難所で身につけ、周囲に支援を求めてもらう狙いがある。生まれつき耳が聞こえない笹俣京子さん(69)は、「また避難が必要になったときは安心できそう」と手話通訳士を通じて話した。

 昨年の豪雨では、飛驒川が氾濫(はんらん)し、土砂崩れなども相次いだ。市内で約190棟が浸水被害を受けた。

 県に大雨特別警報が出された8日の午前4時ごろ。飛驒川沿いに暮らす笹俣さんは、避難を呼びかけに来た近所の住民に促され、夫(74)とともに高台の避難所に身を寄せた。

 飛驒川の水があふれたことは…

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