美しくも悲しい鬼に 舞台「鬼滅の刃」の阿久津仁愛さん

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聞き手・西本ゆか
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 人気俳優が輩出する「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で第27回の準グランプリに輝いたのは2015年。14歳でした。翌年「『テニスの王子様』3rd SEASON」で主人公を演じ、2.5次元ミュージカル界にデビューした阿久津仁愛(にちか)さん(20)が8月に挑むのは、舞台「鬼滅の刃」。主人公の竈門炭治郎ら「鬼殺(きさつ)隊」と戦う、美しい少年の姿の鬼「累(るい)」役です。デビューからの道のり、「累」への思い、先輩にもらった「お守り」のネックレス。たっぷり語ってくれました。

「テニスの王子様」の主人公でデビュー

 ――中3でジュノンボーイに選ばれました

 栃木の実家は父母に姉、妹2人の大家族。いつもにぎやかで、僕と父の「男チーム」より「女チーム」の意見が強かった。母や姉が好きなアイドル番組を、僕もよく一緒に見ていました。コンテストに応募したのも母と姉です。準グランプリに選ばれ、東京の芸能事務所に入りましたが、当時は受験生で勉強が忙しく、週末に上京してレッスンを受けるのがやっと。地元の高校に合格し、初めて受けたオーディションがミュージカル「テニスの王子様」でした。

 高校生活とほぼ同時に始まった審査は、合格して次の審査に進むたび、うれしい半面、「出演が決まれば地元の友達と同じ高校には行けなくなるな」と、複雑な思いも募りました。でも、受けるからには選ばれたい。全力で挑み続けて主人公の越前リョーマ役に決まり、結局、僕は東京の高校に転校することに。でも1学期だけでも地元の高校に友達と一緒に通い、「青春」的なことができたのは、幸せだったな、と思っています。

 ――「2.5次元ミュージカ…

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