生徒指導の考え方見直しへ 「厳しすぎる校則」など課題

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伊藤和行
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 小中高校の生徒指導の考え方をまとめた「生徒指導提要(ていよう)」について、文部科学省は今年度中に改訂することを決めた。2010年に作成された現行版は教員への認知度が低く、自殺や不登校、厳しすぎる校則など、今の課題に対応する必要性が指摘されていた。

 提要は、学校での生徒指導に関する教職員向けの基本書で、10年に文科省がまとめた。生徒指導の意義のほか、いじめや喫煙、飲酒、薬物乱用、非行など具体的な課題への指導方法や法律、家庭や地域との関わりなどが細かく書かれている。

 ただ10年以上がたち、児童生徒の自殺者数や不登校の増加、ICT(情報通信技術)の普及に伴うネットリテラシーの必要性、時代に合わない校則の見直しなど、生徒指導上の課題も変化した。また、1~8章の構成で約240ページある現行版は読みにくく活用しにくいと指摘されていた。

 文科省は改訂を検討するため…

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    内田良
    (名古屋大学准教授・教育社会学)
    2021年7月8日12時23分 投稿
    【視点】

    教育委員会や教育学者といった教育関係者にくわえて、学校保健、児童福祉、警察関係者など、子供の安全・安心の確保を司る専門家が委員に入っており、たいへん心強く思います。 学校としては子供のためを思って積み重ねてきた「教育」の営みが、ときに子供

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    神内聡
    (弁護士〈スクールロイヤー〉・高校教師)
    2021年7月8日1時20分 投稿
    【視点】

    現状の改訂作業に関わる委員の顔ぶれは多方面に広がりすぎており、このままではまた現行の提要と同様に総花的で長文になり、実用的でないものになってしまうおそれがあります。また、行き過ぎた不合理な校則を見直し、指導の必要性を児童生徒の実態から個別具