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接種まだ、「とり残されないか」 不安募らす高齢者施設

有料記事新型コロナウイルス

松山紫乃 山本知佳
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 2月に医療従事者から始まった新型コロナウイルスのワクチン接種で、ワクチン供給への不安が再び広がっている。優先接種の対象とされた高齢者などでも1回目を打てていない人もおり、ケアにあたる人たちは複雑な思いを抱えている。

 「あまりにも遅い」

 名古屋市中区社会福祉法人「なごや平和福祉会」で理事を務める岡田祐成さんは、憤りを隠せない。

 名古屋市では、65歳以上の人の75%が5日までに1回目の接種を終えた。しかし、運営する認知症グループホーム(GH)で暮らす80~90代の7人は、まだ接種のめどが立たない。

 名古屋市は4月半ば、お年寄りへの接種を始めた。施設で暮らす人には5月に接種を開始。市からは、施設で打ち手が確保できない場合、6月上旬をめどに紹介するという説明が4月にあり、紹介を申し込んだ。

 しかし、市から対応可能な医…

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