10連覇の井山本因坊 目標は長く結果を出し続けること

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大出公二
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 七大タイトル戦史上、趙治勲二十五世本因坊に並ぶ歴代最多タイの10連覇を達成した井山裕太本因坊。対局直後の記者会見の一問一答は以下のとおり。

 ――シリーズをふりかえって。

 タフなシリーズでした。10連覇より(1勝3敗からの)厳しい状況から結果を出せたことが自分にとって大きいです。非常に充実感があります。

 ――1勝3敗に追い込まれた際の心境は。

 星の上で厳しくなりましたが、内容的にもまずい負けが続いていました。ただ、芝野さんのパフォーマンスもよかったですが、それ以上に自分のパフォーマンスがまずすぎて、そこを上げられれば勝負に持ちこめると思っていました。それが実際に結果としてできたのはよかった。

 ――第5局から碁を変えた部分はありますか。

 3連敗は自ら崩れて独り相撲のようなところがあった。もう少し慎重にといいますか、バランスを意識したところはあるかもしれません。

 ――最終局は3連敗した第2~第4局と同じく、井山さんが大石をしのぐ碁になった。今度はしのいでみせると、あえてそういう碁に持ち込んだんですか。

 いやそこまで。自分から持ち込んだというよりは、流れでそうなった。やはりぎりぎりのところを避けては通れない相手なので、恐れずに踏み込んでいこう、しっかり自分の手を打とうという意識はありました。

 ――芝野挑戦者と7局戦っての印象は。

 芝野さんとの七番勝負は3度目だし、ほかのタイトル戦でも戦って、たくさん対局している相手。厳しい相手なのはいうまでもない。若いということもあり、日々成長している印象があります。

 ――10年タイトルを維持で…

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