バッハ会長どんな人?行動派、「IOC生き残り」最優先

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編集委員・稲垣康介
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 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が8日、東京五輪の開幕に向けて来日し、東京都内のホテルに入った。大会終了まで日本に滞在する予定だ。開催費の負担を開催国に押しつけるIOCの手法から米ワシントン・ポスト紙に「ぼったくり男爵」のレッテルを貼られた67歳の第9代会長。どんな人物なのか。

 会長になるべくしてなった。古株のIOC委員で、そこに異論を挟む人は少ない。

 東京の2020年五輪招致レースが山場を迎えていた13年7月、スイス・ローザンヌでの臨時総会の会場外で、IOC委員の記念撮影があった。当時のジャック・ロゲ会長(ベルギー)を差し置き、最前列の中央でほほえんでいたのが、2カ月後に会長選挙を控えるバッハ氏だった。

 6人が立候補した会長選挙では大本命だった。そして「反バッハ」の包囲網の存在がささやかれていた。その隠語が「ABB」。「Anyone But Bach(バッハ以外なら誰でも)」の略だ。

「あまりに完璧すぎて…」「反感を買う」

 バッハ氏は欧州中心主義が息…

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