広がる「他人の死」 根強いタブー視の意識

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それぞれの最終楽章・死を学ぶ理由(2)

シニア生活文化研究所所長 小谷みどりさん

 私は大学院を修了し、ライフデザイン研究所(現在の第一生命経済研究所)に入社しました。研究テーマには「みんなに共通する問題を」と考え、「死ぬ」というライフイベントを選びました。

 約30年前、当時は「死ぬのにお金がいくらかかるか」「どうすれば安らかな死を迎えられるか」など、死の話題はあまり語られませんでした。生命保険会社では「死」を「万が一」と表現し、これにも違和感がありました。

 みんな必ず死ぬのに、なぜ、死のイメージをタブー視するのか? そんな疑問が、私の中でふつふつと湧いてきました。

 思えば、私が最初に人が亡く…

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