「経験生かす」、トヨタ系東和不動産の山村新社長が抱負

千葉卓朗
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 トヨタ自動車グループの東和不動産(名古屋市)の社長に6月に就任した山村知秀氏(59)が記者会見を開き、「これまでの経験を生かしたい」と抱負を述べた。山村氏は三井不動産出身で、トヨタグループ出身者以外で初の社長となる。

 山村氏は三井不動産時代に「東京ミッドタウン」などの商業施設や、シェアオフィスなど幅広い事業分野を経験。「(不動産事業に)経験のある人間」として社長に迎えられたとの認識を示した。東和不動産は名古屋駅前で「ミッドランドスクエア」をはじめ複数の商業ビルを運営。富士スピードウェイ静岡県小山町)の敷地内に高級ホテルも建設し事業拡大中だ。

 名古屋駅前地区の現状には、「ポテンシャルをいかし切れていない。(オフィスなどが)もっと集積した方が街の力は高まる」と指摘。名古屋鉄道による駅周辺の再開発については「仲間として非常に期待している」と述べた。一方、東和不動産の事業については「名古屋に集中している」とし、東京での事業拡大を検討する考えを示した。

 トヨタグループと三井グループは元々関係が深く、三井不動産のビルにトヨタ系企業のオフィスが入居するケースもある。東和不動産はトヨタグループが出資し、会長はトヨタ自動車豊田章男社長が務めている。(千葉卓朗)