五輪「コロナに打ち勝った証し」「安全最優先」首相語録

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 4回目の緊急事態宣言のなかで開催されることになった東京五輪。政治的レガシー(遺産)を目指した安倍晋三前首相や、政権浮揚に期待した菅義偉首相は、この大会についてどう語ってきたのか。新型コロナウイルスの感染拡大で、昨年の延期が決まってからの発言をたどる。

安倍前首相と菅首相の五輪をめぐる主な発言

安倍晋三前首相>

「人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証しとして、完全な形で東京五輪パラリンピックを開催する」(2020年3月24日、大会の1年延期を合意後、記者団に)

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会見で説明する安倍晋三前首相=2020年12月24日午後6時47分、国会内、上田幸一撮影

菅義偉首相

東日本大震災の被災地が見事に復興を成し遂げた姿を世界に向けて発信する場にしたい」(10月23日、政府の大会推進本部)

「人類がウイルスに打ち勝った証しとして、東京オリンピックパラリンピック競技大会を開催する」(10月26日、臨時国会の所信表明演説)

「世界中に希望と勇気をお届けできる大会を実現するとの決意の下、準備を進める」(21年1月18日、通常国会の施政方針演説)

「(プロ野球などを例に)感染拡大防止措置をした上で行っていることも事実だ。そうした中で対応することはできる」(5月28日、緊急事態宣言延長の記者会見)

「五輪はまさに平和の祭典だ。一流のアスリートが東京に集まり、スポーツの力を世界に発信をしていく」(6月2日、記者団に)

「コロナを世界が団結して乗り越えることができたことを日本から発信したい」(6月9日、党首討論)

「(緊急事態宣言の際には)無観客もあり得ると私から明言している。国民の安全・安心を最優先にする中で対応していく」(7月1日、記者団に)

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記者団の質問に答える菅義偉首相=2021年7月7日午後7時5分、首相官邸、上田幸一撮影