阿波踊り、今年は屋内開催 踊り手と観客は徳島在住限定

伊藤稔
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 今夏の阿波踊りについて、徳島市は8日、新型コロナウイルス感染防止のため、屋外演舞場での開催を見合わせ、観客を入れた公演は屋内のみで実施することを決めた。日程も1日短縮し、前夜祭(8月12日)と選抜阿波おどり(同13、14日)などを実施し、踊り手や観客も県内在住者に限定するという。

 阿波踊りは昨年、コロナ禍で戦後初めて中止となった。市は感染状況に応じて規模を縮小する三つのモデル案を用意し、6月29日の阿波おどりネットワーク会議で「人流を抑え雑踏など3密の発生を極力排除できる」として屋内開催案を提示。異論は出なかった。

 県が8月15日までを「第5波」の早期警戒期間と位置づけたことや、東京で8月22日まで緊急事態宣言が発出されることが決まり、関西圏でもまん延防止等重点措置が出されていることなどから、屋外での開催は断念した。市は感染状況次第では、さらなる規模の縮小や中止もあるとしている。

 内藤佐和子市長は「できる限りの対策を講じ、安心安全な阿波踊りの開催を大前提に取り組んでいきたい」と話している。(伊藤稔)