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中外製薬、ワクチン1600回分を廃棄 温度管理に不備

江口英佑
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 中外製薬は8日、新型コロナウイルス対策の自社の職域接種のため調達したモデルナ製ワクチン1600回分を、温度管理の不備で廃棄せざるを得なくなったと発表した。今月6日午前、東京本社内においた専用冷凍庫の電源ケーブルの接続が緩み、常温になっていることを確認したという。

 モデルナ製ワクチンは零下20度前後で保管することになっている。同社は東京本社分として2400回分のワクチンを調達し、約800人は1回目の接種を済ませていた。他の事業所の調達分を融通できるか検討する。

 同社は「ヘルスケア産業の一員である弊社が、管理体制の不備により感染拡大防止の貴重な手段であるワクチンを廃棄する事態に至ったことは、社会およびステークホルダーの皆様の信頼を裏切るものとして重く受け止めております」とのコメントを出した。(江口英佑)