成田空港「バブルに穴ある」 野党6議員が視察で指摘

上沢博之
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 東京五輪の来日選手団の対応をめぐり、「東京オリンピック総点検野党合同チーム」などの国会議員6人が8日、成田空港を視察した。外部と遮断する「バブル」で「穴がある」と指摘し、改善を求めた。

 視察したのは、立憲民主党山井和則(合同チーム座長)、黒岩宇洋(同副座長)、奥野総一郎(同事務局長)、谷田川元、杉尾秀哉の5議員と、共産党の畑野君枝議員。

 成田空港検疫所の田中一成所長、内閣官房や東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会の担当者らが、同空港第2ターミナルで、一般客と分けられた選手団用の動線を案内し、運用状況を説明した。

「陽性疑いの人、なぜ選手村に入れるのか」

 議員側は、空港検疫で陽性になった選手を、いったん東京都選手村内の発熱外来に移動させて再検査し、再度、陽性が出たら選手村外の施設へ隔離するという対応を問題視。「なぜ陽性疑いの人を選手村に入れるのか」と批判した。

 空港で判明した陽性者に関わる濃厚接触者についても、受け入れ自治体の保健所が遠方から判断していることについて、「空港検疫か、新たに空港に保健所を置くなどして、空港で判断すべきだ」と指摘した。

 このほか、空港検疫でPCR検査より感度の低い抗原検査が行われている▽荷物の受取時や到着ロビー、トイレなどで選手団と一般客の動線の分離が不完全▽選手団の案内役らが2回のワクチン接種を終えていないなどの点も問題視した。(上沢博之)