「無観客」五輪、迷走の末 こだわり続けた「有観客」

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 新型コロナウイルスの災厄下で、昨夏から1年延期された東京五輪。だが、ウイルスの猛威は去らず、緊急事態宣言のもとで一般の観客は原則として入れずに開かれることになった。政府や東京都、大会組織委員会などがギリギリまで探った開催都市での「有観客」の可能性は、混乱のうちに潰(つい)えた。

 「観客がいなくても、アスリートが力を出せるような体制をつくることが大切だ」。政府が東京に緊急事態宣言の適用を決め、五輪の無観客方針が事実上固まると、官邸幹部は自らを鼓舞するように語った。

 コロナ禍の五輪をどのように開くか、この間、関係者の対応は揺れ続けた。

 延期が決まる前の昨年3月中…

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