夏の初戦、対戦相手は春まで同じチーム「運命と思って」

仙崎信一
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 第103回全国高校野球選手権鹿児島大会6日目の8日は強風や時折雨も降る中、1回戦4試合があった。離島勢対決は喜界が劇的な延長サヨナラ勝ち。鹿児島実と枕崎はシード校の力を発揮した。9日からは2回戦。出場63チームの最後に第1シードの鹿屋中央が登場する。

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 薩摩中央・鶴翔・鹿児島第一・蒲生の連合チームは、春まで同じチームの仲間だった出水商に敗れた。

 昨秋と春、同じ連合チームとして試合に出た。出水商の3年生が「単独で出たい」と望み、春の県大会後、新チームを結成した。

 夏の大会の組み合わせ抽選会の日、一緒に練習試合をしている時に対戦を知った。「運命だと思ってしっかり戦いたい」。8日の試合前、両チームの主将は同じ言葉を口にした。

 練習試合の時と同じく互角の戦いが期待されたが、試合は一方的な展開に。連合チームは0―1の三回、満塁から内野安打で失点すると守備のミスもあって5点を奪われた。続く四回も5失点。裏の攻撃で3点をとり5回コールドは免れたが、七回に再び大量失点した。

 連合チームは6失策が痛かった。出塁した走者に足でかき回され、山下直樹監督は「うちがやりたかったことを相手にやられた」。丸山恒也主将(蒲生3年)も「ミスで点差が開いた」と反省を口にした。しかし、表情は晴れやか。「今度は応援する立場。3年生は最後なので、僕たちの分まで頑張ってほしい」(仙崎信一)