「10分でも」「閉店休業続く」 明暗分かれた近畿の店

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高井里佳子、五十嵐聖士郎、新谷千布美
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まん延防止等重点措置の延長を控えた大阪市内の飲食店が並ぶ通り。午後7時ごろ、店先の立て看板を従業員が片付けていた=2021年7月8日、大阪市中央区、田辺拓也撮影
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 新型コロナ対応で8日、大阪でのまん延防止等重点措置の延長が決まり、兵庫と京都では解除となった。飲食店への要請は地域で差が生まれ、街では期待と嘆きが交錯する。緊急事態宣言下の開催となる東京五輪は大半の会場が無観客の方向で、市民から疑問の声が上がる。

解除の京都 「ありがたい」

 京都の繁華街・先斗町(ぽんとちょう)。芸舞妓(げいまいこ)も訪れる創業約50年の洋食居酒屋「ふらいぱん」(京都市中京区)は12日以降、府独自の時短要請に従って営業する予定だ。「いつまで制限が続くのかという気持ちはあるが、10分でも15分でもお酒が出せる時間が増えるのはありがたい」。オーナーの村田幹明(まさあき)さん(78)は喜ぶ。

 4月末から2カ月近くに及んだ緊急事態宣言中は、ノンアルコール飲料を7種類増やして営業を続けた。「利益を目的に開けてるんじゃない。お客さんが帰ってきてくれはる時まで、街を殺してしもたらあかんという思い」だったという。

「光が見えた」「年末には普通に戻って」。長引く時短要請に、各地の飲食店主らは本音で訴えます。

 6月下旬に京都は緊急事態宣…

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