欧州中銀、物価目安を「2%」に修正 上ぶれを容認

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ベネチア=和気真也
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 欧州中央銀行(ECB)は8日、金融政策の戦略レビューを公表し、従来「2%弱」としてきた中期的な物価の目安を「2%」に修正した。2%を上回るインフレ率も許容する姿勢に改め、緩和的な政策をより柔軟に、長く続けられる可能性を広げた。

 ECBは金融政策の総点検ともいえる戦略レビューを昨年初めに開始。当初は年内に終える予定だったが、直後に見舞われたコロナ禍への対応を優先し、実施が遅れていた。

 焦点だった物価の目安は「中期的に2%を目指す」としつつ、一定の範囲で上下に振れることを許容する姿勢を示した。ECBはコロナ禍で傷ついたユーロ圏経済の長期的な回復を、金融緩和を維持しながら下支えできるようになる。

 コロナ禍による景気低迷に直…

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