祇園祭、あすから山鉾建て 2年ぶり

北村有樹子
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 祇園祭の前祭(さきまつり)で、山鉾(やまほこ)と呼ばれる山車を伝統技法で組み立てて街中に設置する「山鉾建て」が10日から京都市中心部で2年ぶりに始まる。山鉾行事を主催する祇園祭山鉾連合会によると、前祭に参加する23の山鉾のうち、長刀(なぎなた)鉾や函谷(かんこ)鉾、月鉾など11の山鉾で実施する予定だという。

 14日には組み立てが終わり、14~16日は路上に建てられた山鉾に提灯(ちょうちん)の明かりがともる宵山(よいやま)期間になる。今年は歩行者専用道路は設けられず、市街地を回る山鉾巡行(17日)も中止が決まっている。

 例年、一般客が上がれる山鉾もあるが、今年は、新型コロナウイルス対策のため原則禁止する。午後7時で山鉾でのお囃子(はやし)などの行事を終え、提灯を消す。授与品で人気の厄よけちまきは、保存会によって、会所での販売に加え、インターネット販売もするところがある。

 連合会によると、山鉾建ては、組み立てる技術を継承するために行い、実施は各保存会の判断に任せているという。見物客が密集することを避けるため、連合会は「観覧をお控えいただきたい」と、異例の呼びかけもしている。

 後祭の山鉾建ては18~21日。21~23日が宵山期間になる。(北村有樹子)

 祇園祭の開催に伴い、京都府警は10日から25日まで、京都市中心部で交通規制を実施する。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年に続き山鉾(やまほこ)巡行は中止されるが、山鉾建てが行われるため、新町通(錦小路通と四条通の間)や室町通(綾小路通と仏光寺通の間)など市街地の一部の区間で、一定期間、車両の通行が禁止される。

 詳細は府警ホームページ内の「臨時交通規制」(http://www.pref.kyoto.jp/fukei/kotu/kisei_k/rinji_kisei/index.html別ウインドウで開きます)で確認できる。問い合わせは日本道路交通情報センター(050・3369・6626)。