阪神大山悠輔、雨を切り裂く決勝3ラン 7番降格に奮起

KANSAI

内田快
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(8日、プロ野球 阪神6―5ヤクルト)

 阪神の大山は好機に弱い。試合前の得点圏打率は2割3厘。「得点圏で結果がでていないことはわかっている」。八回、同点に追いつき、なお2死二、三塁の場面だった。

 苦手なはずが、この夜は違った。大山らしい思い切りのいいスイングで、144キロの甘い直球をとらえた。雨を切り裂き、打球は右翼席へ。ふだんは感情を抑えることが多い主将が、右腕を突き上げた。

 昨季は28本塁打でタイトルを争い、今季は当然のように開幕から4番を張ってきた。しかし、この3ランを含めても10本塁打、42打点。いずれもチームで4番目といま一つ目立てない。6月29日に6番に下げられると、この3連戦は「奮起を促す意味で」(井上ヘッドコーチ)、7番に降格させられた。

 重圧が薄らいでいるのか、少しずつらしさを取り戻しているように見える。4番を外れるまでの9試合でゼロだった長打が、直近の9試合では5本。昨季までのような、本塁打を期待させるリラックスしたスイングが増えてきている。この日の一発にも、「打席に集中していた。自分の世界にしっかり入れていた」と納得していた。

 9連戦最初の3連戦を勝ち越した。9日からは2位巨人との首位攻防戦に臨む。救援陣が1点差にまで詰めよられるなど、チーム状態に不安は残るが、中心打者に復調の気配が出てきたのは、好材料だ。(内田快)

スアレス、兄弟で好投

 矢野監督(神) 雨の中での一戦に、「足場がどうしても滑る難しい状況の中で、投手がよく粘ってくれた」。

 大山(神) 八回に決勝3ラン。「打席に集中し、自分の世界にしっかり入れていた」

 スアレス(神) 25セーブ目。ヤクルトで先発した兄も6回2失点。「どっちもしっかり仕事ができた」

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