NY地下鉄2600両に三菱電機の空調 追加情報を要求

ニューヨーク=真海喬生
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 三菱電機の空調設備などの検査不正問題で、米ニューヨークの地下鉄を運営する公社「MTA」が三菱電機側に追加の情報提供を求めていることがわかった。品質や安全性に関する情報を求めたとみられ、必要なら修理を要求するという。

 MTAによると、保有する地下鉄車両は6455両あり、三菱電機製の空調設備は約2600両で使っている。うまく空調設備が働かなければ、オーバーヒートが起こる可能性も考えられるという。

 MTAは朝日新聞に対し、「サービスを提供する機器が安全性や品質基準を満たすよう、MTAは独自の厳格かつ包括的な検査プロセスを持っている」としている。今年、これまでにオーバーヒートが起きた件数は、コロナ前の2019年の同時期より13%少ないという。

 三菱電機は30年以上にわたり、鉄道車両の空調設備や、ブレーキやドアに使う空気圧縮機で検査を偽装していた。不正のあった台数は調査中だが、空調設備は国内に約6万8800台、海外に約1万5800台出荷したという。(ニューヨーク=真海喬生)