熱海を愛する人、支援の形は色々 お風呂にご飯に遊び場

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吉沢英将、高木智子、増山祐史
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 土石流の被害に見舞われた静岡県熱海市で、地元の人々に、商品やサービスの無料提供などで被災者を支援する動きが広がっている。共通するのは「大好きな熱海に何かできることをしたい」という思いだ。

 観光客を引きつける数々の温泉を抱える熱海。「癒やし」を提供するのは、海沿いにある温浴施設「マリンスパあたみ」(同市和田浜南町)。大きな湯船で疲れを癒やしてもらおうと、7日から土石流によって断水している地域の住民らに大浴場を無料で開放している。スタッフの滝口修さん(46)は「日常生活を失った人に、リラックスできる時間を過ごしてほしい」と話す。

 同施設では、支配人らスタッフ3人が被災した。けがや建物の被害は免れたが、自宅に土砂が迫って帰れず、出勤できなくなった人もいる。避難所のホテルに身を寄せるスタッフは「着替えがない」と訴えているという。

「自分にできることを」 同級生の家族宅、土砂にもまれ

 市の依頼を受け、「土石流はひとごとじゃない」と無料開放を決めた。初日の7日には、被災者15人が訪れた。帰り際に「家が流されてしまって」と打ち明けた人もいた。

 「今まで考えられないような出来事が起きた。心に大きなダメージを負った人たちがいる」と滝口さん。「熱海に関わる人間として、被災した人の心の痛みを癒やす使命がある」と、当面は無料開放を続けるという。

 「衣食住、どれも困っている…

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