東映太秦映画村、映画資料を収集 初代ゴジラの脚本も

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 京都市右京区にあるテーマパーク「東映太秦(うずまさ)映画村」が、映画の脚本や衣装などの収集と公開を進めている。100年近く映画やドラマが撮られている太秦を、撮影や観光だけでなく映画資料の集積地にもする取り組みだ。未発掘の「お宝」も眠っている。

GはゴジラのG

 映画村の正面入り口を抜けると、江戸時代の町並みを再現したオープンセットが広がる。その一角に昨年7月にできたのが、映画図書室だ。東映以外の作品も含めて集めているポスターや脚本、写真などが保管され、要予約で閲覧もできる。その数はざっと20万点以上。

 1冊の脚本を見せてもらった。劣化を防ぐため、中性に保たれた紙箱に大切にしまってあった。少し黄ばんだ表紙に、タイトルと並んで「G作品」と大きく書かれている。

 「1954年に公開された映画『ゴジラ』です」

 資料の収集や整理を担当している東映アーカイブ・スクワッドの石川一郎さんが教えてくれた。

 公開中のハリウッド映画「ゴジラvsコング」や、今年放送されたアニメ「ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉」に連なる人気シリーズの初代作品だ。

 石川さんは「制作時は極秘扱いで、スタッフの間でも隠語で呼ばれていたことがわかります」と言う。

 1982年公開の映画「鬼龍院花子の生涯」の脚本もあった。だが、ページをめくっても、あの有名な決めぜりふが見つからない。夏目雅子が土佐弁でたんかを切った「なめたらいかんぜよ」が。

 「撮影現場で加えられたセリ…

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