「鬼滅の刃」制作のアニメ会社を起訴 1.4億円脱税罪

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 人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃」の制作会社として知られる「ユーフォーテーブル」(東京都中野区)が4億円を超える所得を隠して約1億4千万円を脱税したとして、東京地検特捜部は9日、同社と近藤光社長(51)を法人税法違反などの罪で起訴し、発表した。

 発表によると、同社は2015、17、18年の各期3年間で、売上高の一部を除外するなどして計約4億4100万円の所得を隠し、計約1億900万円の法人税を免れたとされる。申告しなかった売り上げ分の消費税約2800万円も脱税したとされる。「鬼滅の刃」関連の売り上げは含まれない。

 同社と近藤社長は代理人弁護士を通じ、「ファンの皆さまや関係者に心よりおわび申し上げます。国税当局の指導に従って修正申告を行い、全額納付いたしました。法令を順守し、経営の適正化に努めてまいります」とコメントした。

 同社は07~10年に劇場公開した「空(から)の境界」シリーズで注目を浴び、11年からは人気ゲームを基にした「Fate」シリーズのテレビアニメや劇場版を制作。19年以降はマンガ原作の「鬼滅の刃」を手がけ、20年に公開された映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は興行収入が400億円を突破し、歴代1位を記録した。「鬼滅ブーム」は社会現象にもなった。