都議選の自民苦戦は「小池氏にやられた」? 水面下では

有料会員記事東京インサイド

岡戸佑樹
[PR]

 「小池氏にやられた」。自民党関係者から最近、そんな嘆きが聞こえた。4日に投開票された東京都議選の最終日、小池百合子知事が自らが結党した都民ファーストの会の応援に入り、対する自民が苦戦したからだ。本当に自民は、小池氏にしてやられたのか。

 計3度の都議選を取材し、いまは都庁キャップを務める私は、その見立てには違和感がある。というのも、実は小池氏は水面下である人に「仁義」を切っていたからだ。

 都議選で自民は第1党を奪還したものの、獲得議席は33議席にとどまり、民主党への政権交代直前にあった2009年の38議席を大きく下回った。一方、都民ファは自民と伯仲する31議席を取り、善戦した。

 朝日新聞デジタルは4日午後11時過ぎに配信した記事で、「小池の動きにやられた」とする都選出の自民衆院議員の言葉を伝えた。

 自民関係者からそんな嘆きが出る理由のひとつが、選挙戦最終日だった3日に取った小池氏の行動だ。

 3日前まで「過度の疲労」で入院していた小池氏は突如、都民ファ候補者の事務所を相次いで激励に訪問。新型コロナウイルス対応で協力が欠かせない政権への刺激を避けるために応援には入らないと見られていただけに、自民、公明の政権与党には衝撃が走ったという。ある自民都議は「だまし討ち」と怒りをあらわにした。

 だがこの訪問、実はだまし討ちではなかった。

 小池氏に近い関係者によると…

この記事は有料会員記事です。残り510文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
東京インサイド

東京インサイド

東京の気になるニュースや街の話題が満載。あなたの「!」「?」に答えます。[記事一覧へ]