首相「危険な通学路にスクールバスも」 八街市長と面会

小手川太朗、笹山大志
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 千葉県八街(やちまた)市でトラックが小学生の列に突っ込み児童5人が死傷した事故を受け、菅義偉首相は9日、首相官邸で同市の北村新司市長と会談し、全国の危険な通学路でスクールバスを導入する検討を始めたことを伝えた。同市長が首相との会談後、記者団に明かした。

 北村市長によると、首相は会談の中で、「全国の子供たちの安全安心のために、危険な通学路についてはスクールバスの構想もありだ」と述べたという。

 事故以降、事故現場を通学路にしている小中学生約20人は、市が用意した臨時バスで通学している。首相は、まずは実証事業として八街市でスクールバスの利用を始める構想を示したという。

 また首相は、歩道の拡張などの対策についても、すでに国土交通省千葉国道事務所に指示をしたと説明。そのうえで「二度とあのような事故が起きないように、歩道を含めた対策を八街市としてとってください」と述べたという。

 この日、交通安全対策を担当する坂本哲志少子化対策担当相は事故現場を訪れ、献花した。坂本氏は記者団に「亡くなられた子どもたちの四十九日にあたるお盆ぐらい、遅くとも8月中に具体的な対策を出したい」と話した。対策は通学路の安全確保と飲酒運転の防止が柱になるという。(小手川太朗、笹山大志)