アフガン撤退「8月末に完了」 バイデン氏が正式表明

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ワシントン=高野遼
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 バイデン米大統領は8日、ホワイトハウスで記者会見し、アフガニスタンからの駐留米軍撤退を「8月31日に完了させる」と正式に表明した。撤退後のアフガン情勢悪化への懸念が高まるなか、バイデン氏は「国の将来を決めるのはアフガニスタン人だ」と撤退への変わらぬ決意を示した。

 米軍はすでに撤退作業の90%以上を完了した。だが現地では反政府勢力タリバーンが支配地域を広げており、撤退後には「内戦に突入する恐れがある」との指摘も軍幹部から出ている。

 こうした懸念に対し、バイデン氏は、ガニ大統領をはじめとする現地の指導者たちが将来を担うべきだとの考えを強調。撤退後に向けてアフガン治安部隊への訓練や軍備を十分に提供してきたとして、「我々は国家建設のためにアフガニスタンに行ったのではない。国の将来を決めるのはアフガニスタン人の権利であり、責任だ」と述べた。

 20年近くにわたった戦いで米国には2400人以上の死者、2万人以上の負傷者が出た。バイデン氏は、もし米軍が駐留を続ければ「タリバーンが我々を標的にする」として米兵への被害を避ける重要性に言及。「あと何千人の米国人の娘や息子たちを危険にさらしたいのか」と問いかけ、「米国最長の戦争を終わらせる」と改めて決意を示した。

 一方、通訳など米軍の現地の…

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