白亜紀後期の恐竜の化石、続々発見 岩手・久慈 国内初

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塩入彩
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 岩手県久慈市の久慈琥珀(こはく)博物館は、早稲田大学の平山廉教授らとの共同調査などで、2016年以降に同市内で4種類6点の獣脚類(肉食恐竜など)の恐竜の歯の化石が見つかったと発表した。そのうちの3種類は国内初の発見で、これだけ多様な白亜紀後期の獣脚類の化石が同じ地域で発見されるのは日本で初めてという。

 発見された歯化石は、ティラノサウルス類が1点、2種類のリカルドエステシアが各2点、パロニコドンが1点で、いずれも数ミリ~1センチほどの大きさ。同館の琥珀採掘体験場や隣接地で、白亜紀後期にあたる約9千万年前の地層(久慈層群玉川層)で学生らが発見した。このうち、リカルドエステシアやパロニコドンはこれまで北米での発見報告はあるが、国内では初の発見だという。

 9日、東京都内で会見した平山教授によると、今回発見された4種はいずれも体長が推定1~3メートルほどで、獣脚類の中では小型。この地域では、ほかにもカメ類やワニ類など約30種類・2300点以上の脊椎(せきつい)動物の化石なども発見されているといい、「当時の生態系が信じられないほど残っている大変な地域」と指摘。「今回、食物連鎖の頂点である獣脚類が複数見つかったことは、当時の日本付近に豊かな生態系があったことを示唆している」と話す。

 6点の化石は、調査に参加し…

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