気象台が会見「命の危険迫っている」 特別警報の3県

棚橋咲月
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 福岡管区気象台国土交通省九州地方整備局は10日午前6時45分から臨時の合同会見を開き、「これまで経験したことがないような大雨が降り続いている。命の危険が迫っている」として、ただちに身の安全を確保するよう呼びかけた。

 大雨特別警報が出ているのは、鹿児島県出水市伊佐市薩摩川内市、さつま町、湧水町、宮崎県のえびの市、熊本県人吉市。鹿児島県の薩摩地方では午前3時29分、線状降水帯発生の情報が出た。

 鹿児島県さつま町紫尾山では1時間降水量が96・5ミリで、観測史上最大となった。気象台によると、上空の気圧の谷が南下したことなどで雨が降る領域が予想よりやや南にずれたという。

 鹿児島県を流れる1級河川・川内川の鶴田ダム(さつま町)では下流の放流量の調節を始めた。午前7時時点で異常洪水時防災操作(緊急放流)の予定はないという。

 11日午前6時までの24時間に降る雨の量は多いところで九州北部200ミリ、南部150ミリ。雨のピークは10日夕方までとみられる。(棚橋咲月)