森友学園運営の幼稚園内に管財人 強制執行手続きか

米田優人、松浦祥子
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 民事再生中の学校法人森友学園の管財人が10日午前、学園が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)の敷地内に立ち入った。管財人は3月末で幼稚園を休園すると発表したが、休園に抵抗する学園側は4月以降も園内で児童を預かっており、管財人側が職員らに立ち退きを求めたとみられる。

 学園側によると、管財人は10日午前8時半ごろ、幼稚園内に入ったという。立ち退きを求める強制執行の手続きがとられたとみられる。幼稚園内には休園に抵抗する職員らがおり、午前11時過ぎには、警察官ら約10人が、幼稚園の前で職員らから事情を聴いていた。職員とみられる女性が「ひどいじゃないですか」と声を荒らげる場面もあった。

 森友学園は、小学校の開設断念などで資金繰りが悪化し、2017年4月に民事再生法の適用を申請。裁判所が「管理命令」を出し、財産の管理・処分権限は管財人にある。

 管財人は今年1月、学園の財務状況の悪化などから「園を再開する見通しは立っておらず、事実上の閉園」とした。大阪府教育委員会は管財人からの休園届を受理したが、学園の籠池町浪(ちなみ)理事長らは休園に反発し、休園しないよう求める署名活動などをしていた。(米田優人、松浦祥子)