森友系の幼稚園、立ち退きへ強制執行 学園側抗議で騒然

松浦祥子
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 民事再生中の学校法人森友学園が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)をめぐり、管財人が休園とした後も園児の受け入れを続けているとして、大阪地裁の執行官は10日、民事保全法に基づき、敷地内にいた職員らを立ち退かせる強制執行をした。管財人が取材に対して明らかにした。

 管財人によると、大阪地裁に不動産の明け渡しを申し立てていた。地裁が7日に仮処分決定を出したことを受け、この日の強制執行に踏み切ったという。

 管財人と執行官は10日午前に園内に入り、休園に抵抗して残っていた数人を園外に連れ出した。幼稚園前には園児の保護者らが集まり、学園側が警察官に激しく抗議するなど、周囲は一時騒然となった。

 森友学園は小学校の開設断念などで資金繰りが悪化し、民事再生法の適用を申請。地裁が選任した管財人に、学園の財産を管理する権限がある。管財人は今年3月末での休園を発表し、園からの立ち退きを求めていたが、学園側が反発。4月以降も園児の預かりを続けていた。職員室から体を抱え上げられて出されたという女性(31)は「幼稚園を守りたい」と語った。(松浦祥子)