長崎市が8月の平和宣言の最終素案 「最後の被爆地に」

米田悠一郎
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 8月9日の長崎原爆の日の平和祈念式典で、長崎市長が読み上げる平和宣言の第2回起草委員会が10日にあり、市が宣言の最終素案を示した。「長崎を最後の被爆地に」という願いは、今年1月に発効した核兵器禁止条約にも通じる人類共通の願いだと位置づけ、核なき世界へ向かおうと広く訴える内容だ。

 1回目の会合で、日本政府と国会議員に行動を強く迫るべきだ、との意見が出たのを踏まえ、最終素案では条約参加国を増やすリーダーシップを発揮するよう求める一節も加えた。

 この日の議論では「分量が多い」との意見が出た。昨年の宣言は田上富久市長が就任した2007年以降で最も長かったという。起草委後に取材に応じた田上市長は「伝える力を強くするため、短くすることも考えたい」と述べた。

 市は最終素案への意見を踏まえ、今月中にも骨子を発表する予定だ。(米田悠一郎)