大リーガーも見たがる大谷の活躍 伝説の選手と比べると

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シアトル=中井大助
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 大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の活躍が止まらない。本塁打では両リーグのトップに立ち、投手としても勝利を重ねている。史上初めて、投打の「二刀流」で選出されたオールスター戦を前に、他の球団の選手らも舌を巻いている。(シアトル=中井大助

記事後半では、ベーブ・ルースの記念館の名誉館長にルースの偉大さと大谷のこれからについて語ってもらいました。

 9日、シアトルでのマリナーズ戦。三回表、大谷選手が33号本塁打を放つと、球場全体が騒然となった。推定141メートルの大飛球で、Tモバイル・パークの一番高いスタンドに直撃。マリナーズによると、このスタンドまで打球が飛んだのは史上6回目だが、地元記者も「見たことがない」と驚きを隠さなかった。

 カリフォルニア州から、家族でエンゼルスの応援に来たジョー・コピエクさん(14)は大谷選手の魅力について「豪速球を投げ、特大の本塁打を打つ。本塁打を見られて、うれしかった」と興奮した様子。試合はエンゼルスが逆転負けをしたが、終了後の記者会見では大谷選手の本塁打に質問が集中した。

 大谷選手は、他球団の選手も手放しでほめている。5~7日のレッドソックスとの3連戦では、投手として第2戦で勝ち星を挙げ、第3戦では日本人選手の大リーグ記録を更新する32本目の本塁打を放ち、チームを勝利に導いた。レッドソックスのアロヨ選手は「信じられない選手だ。勝利したかったが、直接見ることができた」とし、「ベーブ・ルースの時代、人々は二度とこんな選手を見られないと思っただろうが、我々は今、大谷を見られる」と語る。

 メッツのストロマン投手は5月、「人間の形をした神話の伝説だ。彼がしていることは、驚異的を超えている」とツイートし、自らの試合が終了すると、すぐに大谷選手の活躍を確認すると明かした。レッドソックスのバーンズ投手は5月に逆転本塁打を打たれた後、「今まで見たなかで、最も身体能力が優れた選手と思う」と語った。

 投打のいずれかに専念した方が、さらに成績が上がるという見方は米国にもある。だが、エンゼルスのリード打撃コーチは9日の試合を前に、「両方取り組むことは素晴らしい。一つのことに集中しすぎなくてすむ。複数のことに集中し、翔平が楽しんでいる様子が分かる」と語った。むしろ「二刀流」が結果につながっている、との見方だ。

 デンバーで開かれる13日の…

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