浸水に襲われた牛舎から100頭救出 鹿児島・さつま町

稲野慎
【動画】冠水した牛舎から牛を救出=鹿児島県さつま町・福永畜産撮影・提供
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 梅雨前線の影響で記録的な大雨となった九州南部。鹿児島県では10日未明から断続的に続く雨で、各地で浸水や冠水の被害が発生した。鹿児島県さつま町柏原では、午後0時40分までの24時間雨量が473ミリと観測史上最多を記録。柏原地区のそばに位置する同町湯田地区では農業用のため池があふれ、大量の水が近くの牛舎に流れ込んだ。

 午前5時ごろ、たたき付けるような雨が降り注ぐ中、畜産会社の社員ら約30人が牛舎に駆けつけた。約100頭の牛が水に浮いている状態だったという。

 社員らは首や胸まで水につかりながら牛をトラックまで追い込んだ。畜産会社に勤める林英男さん(50)は「びっくりするくらい激しい雨だった。牛がぷかぷか浮いているのを初めて見た。みんなを救出できて、今はホッとしている」と話した。(稲野慎)